個体変異

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このページでは個体変異について見てみましょう。
個体変異の激しい種類の代表として、ジャノメチョウ科のヒメヒカゲを選んでみました。

ヒメヒカゲは裏面の蛇の目紋の数に個体変異があります。
前翅と後翅に分けて、その違いを見てみましょう。
ヒメヒカゲの生態写真もどうぞご覧ください。

調査対象の数は48頭(オス40頭、メス8頭)

前翅裏面 後翅裏面
0個のもの 16頭
33.3%		 2個のもの 2頭
4.2%
1個のもの 19頭
39.6%		 3個のもの
基本の2個の上に1個		 7頭
14.6%
2個のもの 7頭
14.6%		 3個のもの
基本の2個の下に1個
3個のもの 4頭
8.3%		 4個のもの 38頭
79.2%
4個のもの 2頭
4.2%		 5個のもの 1頭
2.1%

前翅
後翅
０ １ ２ ３ ４ 合計 ％
１ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０
２ １ １ ０ ０ ０ ２ ４．２
３ ４ １ ０ ２ ０ ７ １４．６
４ １１ １６ ７ ２ ２ ３８ ７９．２
５ ０ １ ０ ０ ０ １ ２．１
合計 １６ １９ ７ ４ ２ ４８ 　
％ ３３．３ ３９．６ １４．６ 　８．３ 　４．２ 　 　
前翅は1個、後翅は4個のパターンが最も多いという結果でした。
組み合わせパターンでも1個:4個が16頭と最多でした。
メスは前翅は2〜4個、後翅は3〜4個。
オスは前翅は0〜2個、後翅は2〜5個。
前翅の紋の発達は明らかにメスの方が強いようです。