オオヒラタシデムシ

2002年5月12日

長野県下伊那郡大鹿村

烏帽子岳への登山道にて。動物の死体などに集まって腐肉を食べる昆虫です。
この写真のすぐ手前、ギリギリ写真に入らない程度の位置から手前には、鹿の白骨死体がありました。
シデムシは鹿の死体に集まって来ており、他にもいました。
鹿は猟で撃たれたものらしく、足は四本とも無く、その他の骨はきれいに繋がっていました。
数m先には革が剥がされて落ちており、猟師さんが足と体の肉だけ切り取って持って行ったんでしょう。
あとの掃除はこれら腐肉あさりの昆虫の仕事です。
撮影は骨が写らないように白骨死体を跨いで撮ったので、苦労しました。

オオヒラタシデムシ

2006年6月17日

神奈川県藤沢市新林公園

前の写真は南アルプスの登山道ですが、この写真は神奈川県藤沢市内にある公園の中。
エサとなる動物の死体と蛹化できる土があるところどこでも生息できる環境適応力があります。
エサは前の写真のように大型の動物死体からミミズなどの死体にも集まります。
採集するには、いそうな林の中などで紙コップを土表面スレスレまで埋め込み、中に魚の食べ残しの肉や骨などを入れておくと中に入り込んでエサを食べ、這い上がれずに採集ができます。

オオヒラタシデムシ(終齢幼虫)

2006年6月17日

神奈川県藤沢市新林公園

前の写真と20mと離れていないところにいた終齢幼虫です。
初めは公園内の舗装路部分にいたのですが、写真的に美しくないので歩き回る幼虫を草むらに移動するまで5分ほど追って撮影しました。
動物の死体に集まる虫ですので自分の手では触りたくないですし…。