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エゾシロチョウ(♀)(奥)と(♂)(手前)

2005年7月3日

札幌市南区百松沢

手前の♂がアザミの花で吸蜜中の♀に求愛をしていますが、♀は交尾拒否行動を示しています。 羽根を目一杯広げて♂が交尾できないようにしています。 エゾシロチョウは本州にいるミヤマシロチョウと同様に羽化後次第に鱗粉が落ちて透明な羽根になっていきますが、この♀はかなり鱗粉がはげ落ちており、もうとっくに交尾済みなのでしょう。

エゾシロチョウ(♀)

2005年7月3日

札幌市南区百松沢

この♀もかなり鱗粉がはげ落ちています。♀は前翅の中央から鱗粉が落ちていきますが、♂は前翅の外縁からはげ落ちていきます。

エゾシロチョウ(♂)

2005年7月3日

札幌市南区百松沢

羽根がきれいな間は外縁には翅脈の先端に三角の黒い模様があるのですが、♂は外縁の黒い鱗粉から落ちていくため、次第にただ白っぽい蝶になっていきます。

エゾシロチョウ(♂)

2005年7月16日

札幌市中央区北大農学部附属植物園内

アカバナ科のヤナギランで吸蜜中のエゾシロチョウの♂です。植物園内では午前中エゾシロチョウとオオモンシロチョウが交代でよくこの花に吸蜜に訪れていました。 でも午前中と変わらず晴れて暑いのに昼前になったらパッタリとどちらも吸蜜に来なくなりました。