クロアゲハ(沖縄･八重山亜種)

このページに直接おこしになった方は、ぜひトップページから他のページにもアクセスして下さい。

写真をクリックすると拡大写真に飛びます。

	種名[別名]	クロアゲハ(沖縄･八重山亜種)
	主な国内分布	クロアゲハは東北地方から八重山諸島まで分布。北海道からは今のところ見つかっていない。東北地方では主に海岸沿いに分布し、中央の山地部には分布していない。また関東から中部の山岳地帯にも分布していない。 東北地方から奄美諸島にかけて生息しているものは日本本土亜種といい、別項でご紹介します。
	食餌植物	ミカン類、サンショウ類、シークワーサー、リュウキュウミヤマシキミなど多くのミカン科植物を食べます。 【飼育記録】
	♂♀の別･生態･変異など	♂は後翅表面前縁に沿った白い大きな斑紋があり、♀にはないので♂♀の区別は簡単です。また一般的に後翅外縁から内縁の赤色紋が♀の方が強く発達します。 一応蛹での越冬ですが、沖縄･八重山亜種は日本本土亜種に比べて年間の発生回数が多く、冬でも飛んでいる場合があります。 沖縄から八重山諸島に生息するものを沖縄･八重山亜種といい、日本本土亜種に比べて後翅の赤色紋が強く発達し、ときに♀の裏面では尾状突起を除く後翅後部半分が赤くなるものまでいます。また尾状突起が日本本土亜種に比べて短いのが特徴です。まれに台湾に生息するものと同じ、尾状突起を全く欠くものが採集されます。 写真は全て夏型で、上段が♀、下段が♂で、左側が表面、右側が裏面です。